手が冷たいから手袋を着けたけど、なかなか指先まで温まらない・・・そんな経験はありませんか? 熱を失ってしまった体を温めるのは、とっても大変。ですから、冬の冷え症対策は、体を冷やさないことが最も重要なんです。
長時間過ごすオフィスを快適に!
空調の強さや温度設定を、自分の好きなように変えられないオフィス。冷え症対策として、自分のデスクにひざ掛けを常備している女性も多いはず。この冬は、さらに一歩進んで、おなかの下から足先まで覆えるくらいのブランケットにしてみませんか? 冷え込むときには、首元から体をすっぽり包んでしまうこともできます。おすすめはマイクロファイバー製のブランケット。薄くて軽いのに、繊維のすき間に空気をたくさん抱え込むので、熱を逃がしません。
足元が見えないデスクなら、冷え症対策として机の下に段ボールを1枚敷くのもおすすめ。段ボールは、間に空気を挟む構造となっているので、床からの冷気を遮断してくれます。小さな段ボールの箱を置いて、その中に足を入れてしまうのも効果的です。
体を冷やさないファッションのポイント
厚い服を1枚着るよりも、薄手のインナーを何枚も重ね着したほうが、暖かい空気の層ができて保温効果が高まります。このとき、一番内側には、吸湿発熱タイプのインナーを着るのがおすすめ。ピッタリと体にフィットしたサイズを選びましょう。また、腰回りには腹巻きが効果的です。最近はカラフルな腹巻きもありますが、ブラウスから透けて見えてしまうことがないように、色の薄いものを選ぶといいでしょう。
冷え症対策としては、スカートよりもパンツのほうが暖かいのでおすすめです。どうしてもスカートを着用しなければならない場合は、レギンスやレッグウォーマーなどで、寒さ対策をしましょう。
また、太い血管が通っている首や手首を冷たい外気にさらしてしまうと、みるみる体温が下がってしまいます。ストールやアームカバーなどを身につけて、肌が直接冷たい空気に触れないよう、気をつけましょう。
ぬるめのお湯でゆっくり入浴
お風呂は冷えた体を温めて、血行を良くしてくれます。忙しくてもシャワーで済ませず、浴槽にお湯を張って入浴しましょう。ポイントは、39℃~40℃のぬるめのお風呂に15分~20分ゆっくりつかって、体を芯から温めること。冷え症に効果のある入浴剤「バスハーブ」を入れると、より効果的です。
長時間お風呂につかるのが苦手な場合は、みぞおちくらいまでのお湯で半身浴をするのでもOK。上半身が冷えてしまわないように、肩にタオルを掛けておくといいでしょう。
入浴は就寝の1時間前に済ませるのがベスト。お風呂で温まった熱を徐々に放出することで、体がリラックスモードになり、手足の血管が広がって、ポカポカとしてきます。この状態で布団に入ると、スムーズに眠りにつくことができるのです。入浴に30分かかるなら、就寝時間の1時間30分前にお風呂に入りましょう。
また、冷え症対策として、お休み前に「ツムラの薬養酒」を飲むことをおすすめします。
「今年の冬は、冷えに悩まされたくない・・・」そんな方におすすめしたいのが、お家で使える冷え対策グッズ。さまざまな冷え症対策アイテムを上手に活用すれば、この冬を快適に過ごせるかも!?
フットバス(足湯用バケツ)
お家で簡単に足湯を楽しめる冷え対策グッズがフットバス。足の形をしたバケツの底に、足裏刺激用の凹凸が付いただけのシンプルなものから、電動マッサージ機能付き、泡やジェット水流機能付きなど、種類もたくさんあります。リビングで足湯に浸かりながら、TVを見たり本を読んだりしていると、いつの間にか体全体がポカポカに!
足温器
「足湯もいいけど、床に水をこぼすのが心配」という方におすすめの冷え対策グッズが電気式足温器です。モコモコとした素材で作られたものが多く、つま先や足をすっぽりと包み込んで、じんわりと温めてくれます。コンセントに差し込んで使うタイプだけでなく、USBで給電するタイプも。長時間パソコンを使うような場面でも、足先は常にポカポカです。
5本指ソックス
冷え対策グッズの定番品ともいえる5本指ソックス。冷えに良い理由は、足の指が独立して動かせるから血行が良くなる、指の間に湿気がたまらないから冷えない、指の間を刺激して血行が良くなる、など諸説あります。ポイントは締め付けが強すぎず、ブカブカでもないジャストサイズを選ぶこと。5本指ソックスの上に、モコモコくつしたを重ね履きするのもおすすめですよ。
湯たんぽ
昔ながらの暖房器具ですが、冷え対策グッズとして今も人気の湯たんぽ。近年は、電子レンジでチンできるシリコン製のものや、電気で温まるもの、お湯の代わりに長時間適温をキープする特殊物質が入ったものなど、さまざまなタイプが発売されています。湯たんぽで温める場所は、腰やおなかが基本。なお、手足の先が冷たいとき、直接湯たんぽを当てても、あまり効果はありません。足が冷たいときは太ももやお尻、手が冷たいときは二の腕の裏側といった、大きい筋肉がある場所に湯たんぽを当てるのがポイントです。また、湯たんぽを使ううえで注意したいのが低温やけど。必ず付属のカバーやタオルを巻いて使いましょう。
サーキュレーター
一見、扇風機のようなサーキュレーター。「冬に扇風機?」と思われそうですが、部屋の空気を循環させる、冷えでお悩みの方におすすめのアイテムです。暖かい空気は上に行く性質があるため、暖房器具を使っても、床に近いほうはなかなか温まりません。そんなとき、サーキュレーターを天井やエアコンに向けると、暖気が循環して部屋中が暖かくなります。ただし、石油ストーブなど、火を燃やす暖房器具に向けて使用するのは危険。くれぐれもご注意を!
くすり湯(入浴剤)
冷え切った体を温めるなら、やっぱりお風呂。そのままでも良いけれど、お風呂の温浴効果を高めて血行を良くする、「くすり湯」がおすすめです。「ツムラのくすり湯 バスハーブ」は、トウキ、センキュウ、ハマボウフウ、チンピ、ハッカ、カミツレの6つの生薬抽出エキスを配合。冷え症をはじめ、腰痛、荒れ性、神経痛、リウマチ、肩こりなどの効能をもつ、医薬部外品の薬用生薬入浴液です。柑橘系の香りと生薬独特の芳香を楽しみながら、体の芯まで温まることができますよ!
ツムラの薬養酒
冷えは、体の外側から温めるだけでなく、体の内側からも対策を取りたいもの。体の内側から冷え症を改善するのが「ツムラの薬養酒」です。冷え症に効果的な10種の植物生薬エキス配合で、胃腸のはたらきを良くして消化吸収を高め、さらに全身の血行を促進。冷え症だけでなく、肉体疲労や食欲不振、病中病後の滋養強壮にも効果を発揮します。1日3回、1回10mLと服用しやすく、1日あたりのカロリーもキウイ約1個分(47kcal)。冷え対策グッズで体をしっかり温めたあと、お布団に入る前のタイミングで、「ツムラの薬養酒」を服用するのがおすすめです。